いいよ最終ステージを迎えたジロデイタリア2017。100回目の記念大会のフィニッシュはミラノのドゥオーモ広場となりました。1分差の中に4選手がひしめく大混戦。最後の最後まで勝負の行方はわかりません。
マリアローザを着用したキンタナがこのラストの直線を駆け抜けたとき、今年の優勝者が決します。
皆様それぞれ観戦場所を求めてまずはコースインスペクション。私はゴールまで300mほどの最終のコーナーに陣取りました。選手の到着は14:15~17:30くらいの目安ですが11時位には多くの観客がコース脇に陣取っていました。炎天下の中、見る方も大変です(笑
選手たちもコースの下見へ。コーナーを中心に試走していました。
13時45分頃から総合順位が下位の選手からスタート。上位の選手がミラノの中心部へと到着したのは17時過ぎ。
トップ4選手の中最初に現れたのはデュムラン(サンウェブ)です。得意のTTで残りの3選手にプレッシャーをかけます。
続いてトリコロールのジャージのピノ選手が現れました。この時点でデュムランが逆転し、ピノの優勝はなくなります。
そして今日1番の歓声の中ニバリが到着。昨年に続いての逆転はならず、3位でのフィニッシュとなりました。
最後162番目に現れたのがマリアローザを着用したコロンビアの英雄、キンタナ。
コロンビア国旗が揺れる中、ドゥオーモへのラストスパートです。しかしドュムランに逆転を許し、2位でのフィニッシュとなりました。
最終的な順位は以下の通りです。
トム・デュムラン(オランダ・チームサンウェブ)90時間34分54秒
ナイロ・キンタナ(コロンビア・モビスター)+31秒
ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア・バーレーン メリダ)+40秒
3週間に及ぶ日程の中、最後の最後まで目が離せない素晴らしいレースを見せてくれました。
そして表彰式にて選手が開けたスプマンテのボトルを運よく受け取ったお客様が!100回記念ということもあり、良い記念ですね。
というわけで、今年のジロデイタリア観戦ツアーは連日晴天に恵まれ、観戦、そしてサイクリングをお楽しみいただけました。
改めて現場で観戦する素晴らしさを感じました。もしかすると映像の方が見やすいこともあるかもしれませんが、レースの到着を待つ時間、現地の盛り上がりを見せる空気など、その場にいるからこそ感じられるものです。
もともと興味のある方も、興味が湧いてきたかたも是非1度現地に足を運んでみてください。
神﨑 裕一