2019年のツールドフランス観戦ツアー。今回は最後の19~21ステージ観戦のコンパクトな日程でお届けします。
昨晩13名の皆様ジュネーブ空港に到着されバスでヴァルディゼールへ移動してきました。
19ステージ:St Jean de Maurienne – Tigne(126.5km)の89km地点にあたるイズラン峠(超級峠)にて観戦です。前半から登り基調で進み、イズラン峠を越えてヴァルディゼールへダウンヒル、その後ティーニュで登り返してゴールという山岳ステージです
出発前、グッズ販売の車が通りかかると、、、早速皆様購入(笑
気分を盛り上げていきましょう。
ゴンドラ乗り場への途中、こんなキャンピングカーを発見。やはり人気選手ですね
イズラン峠まで自走で向かう人たちも結構いました
私たちはロープウェイ、ゴンドラを利用してイズラン峠(2770m)の観戦場所へと向かいます
ロープウェイからもヒルクライムに挑むサイクリストが見えました
選手たちが来る5時間ほど前に峠に到着。雰囲気を感じながら待つのもツール観戦の楽しみです。
峠のお店では峠の名前入りのジャージやピンバッジなども売られています
お客様は日の丸も設置して準備万端。日本人が出ないのに、というツッコミは無しでお願いします。 笑
待つこと数時間、まずはキャラバンカーが登場。
ミッキーもいます
そして日本でも人気のハリボー。しかし、、、何も配布がありません。このあたりはヴァノワーズ国立公園で環境保護のためでしょうか?そのため次第にキャラバンカーが通過しても観客の反応が薄くなっていきました。。。
実際コースわきにロープが張られ人が入らないようにしていたり、足元にはエーデルワイスなどの高山植物も見られました
ツールのアプリでレース状況をチェックしながら、さらに待つこと2時間弱。
ついに選手たちが現れました!峠の途中までは20人前後の逃げの集団が、かなりばらけています
実質のこり2日。力を振り絞り登ってきます。もちろん登りとは思えないスピード。写真がぶれた言い訳です
ここでチームスタッフから補給を受け取ります
先頭から少し遅れて総合首位・マイヨジョーヌ(イエロージャージ)まとった地元フランスのアラフィリップが姿を見せました。峠の途中からチームメートが脱落し一人登ってきたので苦しそうです
昨日18ステージを制したキンタナも遅れ気味です
と、この後来た選手がチームスタッフに「フィニッシュ!」と言いながら通過し、チームスタッフも困惑。
ツールのアプリで状況を確認すると、峠では雨がぱらつく程度だったのが、麓のヴァルディゼール周辺で激しい雹のため、レースストップ。イズラン峠でのタイムが本日の結果として扱われることになりました
その後、のんびりとした感じで登ってきたサガン。人々の視線を集めてます
結局本日の19ステージは途中レースストップのため、ステージ勝者はなし。しかしながら、アラフィリップに替りベルナル・ゴメス(チーム・イネオス)がマイヨジョーヌをまとうことになりました。
チーム・イネオスは昨年までチーム・スカイの名でレース参戦していたチーム。エースのフルームが大腿骨骨折で今回参加できませんでしたが、現在ベルナルが1位、昨年の覇者ガレント・トーマスが3位と変わらぬ強さを見せています。
明日は実質ラストとなる20ステージをゴールのヴァルトランスで観戦します。このままベルナルが勝つか、地元の声援にこたえてアラフィリップが巻き返すか、注目です。
神﨑 裕一