今年のジロも終盤19ステージを迎えました。今日も気持ちの良い青空が広がりました。選手たちにとっても観戦する私たちにとってもありがたいです。
今日はサンカンディドでのスタートを観戦してきました。この町はドロミテエリアの北東の端。10kmほど東に走ればオーストリアという場所になります。
まずは10時半頃、キャラバンカーがレースに先駆けて街をスタートします。
町はずれにはチームバスが集結。全てのバスが集まると壮観です
ニバリ選手擁するバーレーン・メリダのチームバスです。
アスタナのバスのフロントにはジロ直前、トレーニング中の事故で亡くなったスカルポーニ選手の写真が飾られていました。
スタート地点では各選手がステージに上がりスタート前にボードにサインをします。
↓観客が多く、ピントが合わずすみません。
大きな歓声と共にサインボードに向かう地元イタリアのニバリ選手。
そして、いよいよ19ステージのスタートです。スタートラインからの道は多くの観客が沿道を埋め尽くしています。
マリアローザを纏ったデュムランもゴールのピアンカバッロ目指してサンカンディドの街を漕ぎ出しました。
その後、続々と選手たちが続き、あっという間に164名の一団がサンカンディドの街を後にしました。
約5時間後、1級峠を越えてピアンカバロのゴール地点に最初に辿り着いたのはチーム・スカイ所属のランダ選手。ランダにとっては2015年以来のステージ優勝です。トップから8-9分ほど遅れて総合上位の選手たちもゴールしましたが、19ステージを終えてマリアローザの座が交代となりました。
キンタナ(モビスター)がマリアローザに、本日までマリアローザを身に着けていたデュムランが38秒差、ニバリが43秒差、ピノが53秒差と1分以内に4選手がひしめく混戦となりました。残り2ステージでこの僅差は楽しみです。
キンタナは20ステージでのニバリのアタックを予想し、また最終21ステージが個人タイムトライアルであることから、タイムトライアルを得意とするデュムランとの差を明日出来るだけ広げたいとのコメントを残しました。
サンカンディドでジロを見送ったのち、明日の観戦に向けて私たちも移動を開始。途中、ミズリーナ湖やコルチナの街など風光明媚なドライブを経て、オーストリア、スロヴェニアと国境を接するフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州へと向かいました。
明日は20ステージのスタートをポルドノーネにて観戦をして、午後はサイクリングを楽しみます。
神﨑 裕一