●第20ステージ バスク・ピレネー・サン・ペ・シュル・ニヴェル~エスプレットの個人タイムトライアル 31km
7月28日(土):雨のち晴れ晴れ、気温22~24度
ピレネー山脈での山岳ステージが全て終了し、パリに行く前の最後の勝負となる個人タイムトライアル。
大西洋に近いフランスバスク地方の小さい町での開催となりました。
近くのバイヨンヌでは、フィエスタが同時に開催されバスクの人々には、2大イベントを満喫しようと大勢の人々が集結しました。
大西洋に近いのに緑眩い低山が赤い鎧戸と漆喰の壁、赤い焼きレンガの屋根を持つ山岳地域の家々が軒を連ねます。
緑色のバスクの憲章を窓目やベランダに掲揚する風景は、ピレネーバスクならではの風景です。
さて、タイムトライアルは上位選手の順位に影響するので、応援にもかなり熱が入ります。
全長31km、例年になく険しい登り、テクニカルな下り共に変化に富んだハードな設定。
なんと最後は10.2%のコル・ド・ピノディタへの登りきるまれに見るITTであり、オールラウンダー向けではと多くの人々が感じたようです。
タイムトライアルは順位が高い選手は後半スタートなので、私たちは16:00までスタート順位が遅いバウケ・モレマ(トレックセガフレード)、ラファウ・マイカ(ボーラハンスグローエ)まで観戦した後にフィエスタで盛り上がるバイヨンヌへ。
明日のパリへなんと辿りつきたいです。
バイヨンヌの人混みでオフィシャルサイトでクリス・フルームが3位奪回したのを聞いてファンは安堵していました。
エスコート 水澤 史
ステージ順位
1.トム・デュムラン(チームサンウェブ) 40分52秒
2.クリス・フルーム(チームスカイ) +00 01秒
3.ゲラント・トーマス(チームスカイ) +00 14秒
個人総合
1.ゲラント・トーマス(チームスカイ) 80時間30分37秒
2.トム・デュムラン(チームサンウェブ) +01:51
3.クリス・フルーム(チームスカイ) +02:24
ポイント賞
1.ペーター・サガン(ボーラハンスグローエ) 467pts
2.アレクサンダー・クリストフ(UAEチームエミレーツ) 196pts
3.アルノー・デマル(グルパマ・FDJ) 183 pts
山岳賞
1.ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップフロアーズ) 170pts
2.ワレン・バルギル(フォルテュネオ・サムシック) 91pts
3.ラファウ・マイカ(ボーラハンスグローエ) 76pts
新人賞
1.ピエール・ラトゥール(AG2ラモンディアル) 80時間52分50秒
2.エガン・ベルナル(チームスカイ) +05:39
3.ギヨーム・マルタン(ワンティ・グループゴベール) +22:05
エスコート 水澤 史
●ツール・ド・フランス観戦ツアー2018・コンテンツ一覧
・1日目・カルカッソンヌ(休息日)
・2日目・第16ステージ:カルカッソンヌ~バニェール・ド・リュション
・3日目・第17ステージ:バニェール・ド・リュション~サン・ラリー・スラン
・4日目・第18ステージ:トリ・シュル・ベーズ~ポー
・5日目・第19ステージ:ルルド~ラランス
・6日目・第20ステージ:バスク・ピレネー・サン・ペ・シュル・ニヴェル~エスプレット
・7日目・第21ステージ:グランファイナル ウイユ~パリ・シャンゼリゼ
フランスバスク地方の家並みとツールのTTは何故か良く似合う。
キャラバンカーのプレゼントもほしそうな人に親切にあげている感じです。
ボヴィスターのチームカーがコスタリカの英雄、アマドールのネームプレートがつけられスタート準備。