本日は最終ステージのパリを目指し、専用車にてヴァルトランスからリヨン、TGVにてリヨンからパリへの移動からスタートです。
このような移動もツールを追いかけていることを実感します。山岳エリアでは雨が降っていましたがTGVの車窓に流れる風景では雨が止み、青空がのぞいてきました。
21ステージ:Rambouillet⇒Paris Champs Elyseesの128km区間。パリの中心まで70kmあまりを走った後はシャンゼリゼを周回するコールレイアウトです。
実質総合首位は昨日に決定、あとはスプリントやポイントなどの獲得を狙う選手の争いの日です。
パリに到着後はホテルに荷物を預け、ゴール地点のシャンゼリゼ通り周辺へ向かいました。午前中から一部のメトロの駅はすでに閉鎖。20時過ぎにツールが到着予定にもかかわらず、すでに場所取りをしている人たちも見られました
今日もグッズを購入されるお客様。ボトルを大量に買い込む方もいらっしゃいました
周辺を下見した結果、数名のお客様とこの位置から観戦することにしました。今日ツールが来るまで長丁場。話をしながら、時間を過ごします
そして18時過ぎようやくツールがスタート。談笑するベルナルとアラフィリップ。和やかな雰囲気です
チームカーからシャンパンを受け取り、乾杯。おしゃれな映像が流れます
ベルナルと昨年のツール覇者であり今年2位、チームメイトのゲラント・トーマス。
イネオス勢が横一列に並び、マイヨジョーヌを祝福します。
こんな映像を楽しんでいるとキャラバンカーがパリに到着。
多くのスポンサー企業が趣向をこらした車が次々に通過します
そして20時を過ぎ、日が傾きかけたころ、ついに選手たちがシャンゼリゼに現れました
すでに逃げの態勢に入った選手を先頭に石畳の道を猛スピードで駆け抜けます
キンタナやサガンの姿も見えます
視界から消えた後は再びスクリーンで状況を眺めます
そして再び目の前を駆け抜ける選手たち
さらに少し場所を移動して撮影。最終ステージは何度も選手たちを目にするチャンスがあります
本日の最終ステージは今朝まで同じホテルにいたロット・スーダルのユアンが制覇。
その後表彰式が始まりスクリーンで鑑賞。まずはポイント賞のマイヨヴェールはサガン(ボーラ・ハンスグローエ)。
山岳賞のマイヨ・ポアルージュは地元フランスのバルデ(Ag2R)
そして若干22歳でツールを制したのはエガン・ベルナル・ゴメス(チーム・イネオス)となりました
今年は6日間のコンパクトな日程のためあっという間の観戦ツアーとなりました。少しでもツールの魅力が伝わっていればと思います。
しかし実際の盛り上がり、レースの迫力、現地の空気感など写真や文章だけでは伝えきれない部分が大きいのも確かです。
興味を持っていただいた方、是非来年は現地で生のツールを体感してみてください。
神﨑 裕一