ジロ・ディ・イタリア 観戦2日目 シウジ高原

5月22日(日)快晴 第15シウジ高原タイムトライアル 10.8km(1,071m~1,844m)

コースレイアウト

石灰岩質の猛々しいドロミテ山群の景観とは打って変わって、西側のドロミテ、ボルツァーノから伸びるヴァルガルディナと南北に伸びるイザルコ渓谷に近い、緑のカーペットを敷き詰めたような牧歌的な風景が広がります。

シウジ高原はドロミテにあって最も緑が多い地、シウジ高原まで上がるとシリアール、遠くにはガイスラー山群の山容が浮かび上がります。

小さなカストロットの村(1,071m)から牧草地をひたすら登り、麓からは見えない牛たちが佇む緑のアルプ・ディ・シウジ(1,844m)までのヒルクライムです。

山頂は1級峠となっており予想タイムもトップは約28分〜30分となっています。

レース観戦+サイクリング

13:20 スタート、カストロットの村はジロ観戦ながらタイムトライアルだからなのであろうか?自分の応援する選手のスタートに合わせてゆっくりと自転車でオンコースを登ったり、下ったりそして歩きで探して登っていきます。

タイムトライアルのスタート

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キャンピングカーも山麓に駐車してひと時をリラックスして待っています。

シウジ高原の長閑で美しい風景は昨日の第14ステージとは打って変わってリラックスした雰囲気を感じさせてくれます。

私達も昨日借りた自転車でオンコースを登ってきました。かなりきつかったのですが風景が素晴らしく、時には山道に陣取る各国のサポートとも盛り上がりながらの楽しいひと時です。

オンコースをサイクリング

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また、スタート地点のレストランのテラスでランチやお茶をしながらすぐ目の前をトライアルする選手を見ることができます。

さあ、10秒前の合図とともに、警察バイクとアスリートが飛び出してきます!

 

私達はまず、5番スタートの山本元喜選手の応援でスタート地点に陣取り応援。あっというまにスタートしていきました。応援に気が付いて熱心な応援していたKさんにいきなりチームボトルを投げてプレゼントしてくれました!

山本元喜選手のスタート

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ちなみにツール観戦の経験豊富なKさんもとても興奮して喜んでいました。その後は、人でごった返すスタート地点を観戦し雰囲気を楽しみました。

オルティゼーまで戻らなくてはならないので約20kmを登り、下りを楽しみながらオルティゼーの街まで絶景サイクリング、山岳フィニッシュを終えたアスリートがスタート地点やチームバス、あるいは滞在ホテルまで自走で戻っていくのに何人も出会うことができました。

カステロットからオルティゼーへのサイクリング

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オルティゼー方面へは、ランプレ、カチューシャ、トレックの選手たちに下り、登りといともかんたんにかわされながらのサイクリング、チームカー、チームバスも脇を追い越されながら、しかし十二分に走行し甲斐のあるもう一つのドロミテサイクリングに参加者のメンバーも大変満足してくれました。

リザルトはホテルに到着したら丁度集計されていました。1位はアレキサンダー・フォリフォルフ(ガスプロム・ルスヴェロ)28:39、そして2位が流石に強いステファン・クルイスウィック(チーム・ロットNL)28:39、3位がアレハンドロ・バルベルデ(モヴィスタ―)29:02、4位がセルゲイ・フィルサノフ(ガスプロム・ルスヴェロ)29:09、5位がミケーレ・スカルポーニ(アスタナ)29:15。

ちなみにチャベスは6位で29:19、ニバリは25位で30:49でした。

よってマリアローザはステファン・クルイスウィック(チーム・ロットNL)が守りました。

10.8kmの登りをわずか28分~34分で走れるアスリートたちの凄さを目の当たりにした1日でした。山本選手が33:16(94位)と大健闘の走りを見せてくれました。

明日はジロの休息日です。

 

 

フェローサイクル:水澤 史

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