全21ステージのツール・ド・フランスも残るは4ステージ。最終日パリでの21ステージはパレードランとなるため、実質あと3日となります。
18ステージはブリアンソンから峠を克服しながら走り、最後は標高2360mのイゾアール峠までの山岳ステージです。本日はイゾアール峠での観戦予定でしたが、事前情報より早めに交通規制が入ったため、まずはスタートのブリアンソンでの観戦をしていただきました。
本日も新城選手、コンタドール選手を応援する旗を沿道に掲げるお客様。
12:45、歓声に見送られながらブリアンソンの街を駆けるツールの一団。
イゾアール峠までの179.5kmの戦いが始まります。
ツールの選手たちを見送った後、私たちもイゾアール峠を目指してロードバイク、Eバイクにてスタートです。もちろんショートカットのルートですが、約20km、標高差1200mの登りです。
標高がそれほど高くない分、暑さが厳しく途中休憩を挟みながらの登りです。
ロードバイクのご主人とEバイクの奥様、仲良しご夫妻に密着取材をさせていただきました(笑
Eバイクであれば奥様も本格的に乗っているご主人と一緒に走れるんです。Eバイクのパワーはすごいです。
他の皆様も快調に登っていたのですが、、、なんと峠まで8kmの地点で自転車も交通規制の対象に・・・選手たちの到着に間に合うか、帰りも歩くことなど考えた結果、皆様カフェでのテレビ観戦に切り替えられました。
しかし、今回は添乗員2名体制でのご案内なので、峠の様子をリポートすべく登って来ました。イタリア人3人組と一緒に歩くこと1時間半ほどで、イゾアール峠に到着。すでに多く観客が陣取っていました。
選手たちの到着までは設置されたスクリーンと実況を聞きながら観客たちが一喜一憂していました。特にマイヨジョーヌ(総合首位)を争うフルーム、ウラン、アルの各選手のアタック、そしてアタックへの対応は見ごたえがありました。
この厳しい山岳ステージ、最初に峠を駆け上がってきたのは、チーム・サンウェブ所属のバルキル選手(フランス)。天を指さしながらゴールラインを駆け抜けました。
その後 、バルデ(Ag2R所属・フランス)、マイヨ・ジョーヌを纏ったフルーム(チームスカイ所属・イギリス)が3位、4位でゴール。
そのすぐ後にはウラン(キャノンデール所属・コロンビア)がゴール。総合首位を争う選手たちが安定した力を発揮し、総合順位に大きな変動はありませんでした。
イタリアカラーのジャージをまとったアル選手。総合5位です。
新城選手も無事にゴールをして、充実感をたたえた表情で下山していきました。
※峠でありながら選手のスピードが速いのと、周囲に大勢の人が居るのでピントが合わない画像が多くすみません。それも含めて臨場感としてご覧ください!
神﨑 裕一