7/22発ドロミテサイクリング 2日目 雨を逃れて

本日のコルチナは朝から雷雨・・・今日は自転車は難しいかな?と思っていたところ、徐々に天候が回復。

雲が少ない南に向けてサイクリングを開始しました。

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雲が流れると素晴らしいドロミテの風景が広がり、写真を撮りながら進みました。

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このサイクリングロードは昔は鉄道が走っていたところで、今も昔の駅舎やトンネルなどが残っています。景色だけでなくノスタルジックな雰囲気も残すルートです。

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20km少し走ったところでランチタイム。山々も眺める素晴らしいテラスでの平和なひとときです。それが数時間後には・・・

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からっとした気候のため、サイクル後の汗もすっとひいていきます。

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パスタやサラダなどで午後のサイクリングに向けてのエネルギーチャージ!かなりカロリーを消費するので、大事です。

と、ここまでは順調だったのですが、徐々に雲が近づいてきます。ここからコルチナまで折り返しましたが、途中から朝と同様に雷雨に・・・

なんとか途中のカフェに避難して、サポートカーのマルコに迎えに来てもらいました。これでも天気予報よりはマシな天気のため、距離は短いながらサイクリングをお楽しみいただけました。

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夕方には雨も止み、コルチナ周辺の山々が再び姿を現してきました。雨が降ったせいで結構ひんやりとしています。

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本日のディナーはフェローお馴染みのアグリツーリズモディナー。今日のメインはポークのブロックで赤ワインとの相性もバッチリでした。

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今回のメンバーは自転車だけでなくアルコールもお好きな方が揃ってます。

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青空もだいぶ広がり明日の天気は期待が持てそうです。

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明日は国境声をしてリエンツを目指します。

 

神﨑 裕一

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ツールドフランス観戦7日目 エタップ21グランファイナル

7月23日(日) 天気曇りのち雨、気温21度〜24度
モンジュロン〜パリ・シャンゼリーゼ103km

いよいよ今年のツールドフランスもパリでのグランファイナルを迎えます。パリの絶景はやはり凱旋門から見るのが一番。

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ツール期間中は、閉鎖されていますが報道、警備関係者は凱旋門からグランファイナル全体の風景を高みから見ていることでしょう。個人総合は余程のことがない限り決定していますが、スプリンターたちのステージ勝者への最後の挑戦も見所。
2024年パリ・オリンピック開催立候補さながら、グラン・パレのガラス屋根を通過して、大勢の人々が待つシャンゼリーゼ通りを凱旋門を反時計回りで8周凱旋走行します。
ツールドフランスのある意味の選手と観戦者が一帯となるクライマックスです。
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午前11時に遅めにホテルメルキュール・ガルデユ・リヨン駅からメトロでシャンゼリーゼへ。
ヴィラージュ招待の引き換えのホテルへ。すでに規制が掛かったシャンゼリー通りには、待てない人たちが場所取りに余念がありません。だいたい15時くらいから混雑が目立ってきます。
ちなみに選手がシャンゼリーゼに凱旋する頃には、4層から5層の観戦客の列。

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スタート&ゴール観戦のVIP席に申し込んだ方々は、スタートのモンジュロンへASOの車で移動し、スタートまでのゆったりとした時間をヴィラージュで過ごします。選手との交流もチームバスアクセスも入っているので、十二分に楽しめたようです。
しかし、復路のゴール のシャンゼリーゼ に戻る際に、渋滞を予測して少し早く車を出発したようですが、生憎、渋滞にはまったようで選手の到着に間に合わせず、凱旋パレードランが8周回中、2周しか見ることができなかったようです。とても残念ながらツールドフランスの規模、その運営の難しさもあるように感じます。

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一方、凱旋門周辺では、手荷物検査を受ける人々でごった返している頃です。なるべく荷物なく或るいは、盗難もあるのでコンパクトに。観戦を待ちわびている人々が最後のグッズ購入や
フード、ドリンクを片手にその数は最高潮に達します。
シャンゼリーゼ通りにいくつも大きなスクリーンに、中継を見ながら今かいまかと選手集団の
到着を待つ興奮。フランス軍ジェット機から吐き出されるトリコロールカラーの合図ともに警察車両、チームカー、バイクを先頭にかなりスピンを掛けながら石畳の凱旋門をスピードに乗って先導してきました。

もうキッテルはいない集団とその少し先を駆け抜けるスプリンターが雨に濡れたシャンゼリーゼを引っ張ります。アンドレ・グライベル(ロット・ソルダル)の姿が真っ先に目に留まりました。メイン集団の中にマイヨジョーヌを着たクリストファー・フルーム、そしてロメン・バルデ(アージェードウゼール・ラ・モンデイアル)、ロマン・アルデイ(フォルテユネオ・ヴィタルコンセプト)、そしてワレン・バルギル(チームサンウエブ)への声援がフランス人からの声援が凄かったです。また、ツールドを回っているコロンビア人サポーターたちのリゴベルト・ウラン(キャノンデール・ドラパック)の応援もリーゴ、リーゴの大合唱で総合2位への興奮もあるのだろうがキンタナ以上に凄かったです。

雨に咲く黄色のツール傘も売れ行き好調だったようですが、選手たちが見えないので、それをさす人たちはまばらです。この集中した雰囲気こそツールドフランスのグランファイナルの魅力なのでしょう。
そして最終周回へのベルがならされるとゴールへともがき苦しむスプリンターの最後の競争がスクリーンに映し出され、ステージ勝者がデイラン・フルーネウエーヘン(チームロットNL・ユンボ)が取りました!2位はキッテルの不在のドイツ人のプライドを掛けてアンドレ・グライベル(ロット・ソルダウ)、3位はノルウェー のエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(デイメンションデータ)です。19ステージでもステージ優勝! とても峠も速かったのが印象的でした。これからノルウェーが強くなっていくことでしょう。

そして個人総合2017のツールドフランスは、再びクリストファー・フルーム(スカイ) 86時間20分55秒、続いて2位が鮮やかな緑のジャージが目立ったリゴベルト・ウラン(キャノンデール・ドラパックプロサイクリングチーム)+0054、そして3位は何度もフランススポーツテレビにマリセイユのタイムトライアルで3位が決定し、それ以上の高見を逸したことで失意の表情でインタビューに答えるフランスの英雄、ロメン・バルデ(アージェードウゼール・ラ・モンデイアル)と決定しました。

凱旋パレードランが終了するとかなりの人々が家路へ、そして夕食へとシャンゼリーゼから散って 行きます。しかし、強い照明照らされたポデイウム周辺には、熱狂的なファンが集結してきます。フルームは強い、常勝集団にスカイのリーダーとしてのプライドとプレッシャーのもと、リゴベルト・ウランはナイロ・キンタナ(モヴィスター)とは違う魅力でコロンビアの人たちの英雄となりました。

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そして若くこれからフランスを背負うロメン・バルデはどことなくこれだけの偉業ながら、静かに見えました。長かった熱い今年のツールドフランスの戦いも少し肌寒いシャンゼリーゼの夕闇にて終了となりました!
明日はまたツーリストで賑わう凱旋門と日常のシャンゼリーゼどおりに戻ることでしょう。

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フェローサイクル 水澤 史

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7/22出発ドロミテサイクリング 初日 クリスタッロ1周

皆様こんにちは、ツール・ド・フランスをリタイアして(?)、ドロミテサイクリングへやってきました。 今週はロングライドウィークということで、国内でもかなり乗り込んでいらっしゃる皆様に鍛えていただきます(笑 初日の今日は足慣らしということでクリスタッロ一周のルートへ。まずはトファーナをバックに集合写真 IMG_3650 今回皆様ご自身のバイクをご持参でしたが、地元のショップでの走行前点検で、より安心してサイクリングをお楽しみいただけます。 IMG_3648 オーナーと先日ツールでの失格が話題となったピーター・サガンとの写真とジャージも飾られています。 IMG_3649 コルチナの街から標高差300mほど登りチマバンケ峠へ。 IMG_3653 ここからは一旦ダウンヒルの後、ミズリーナ湖まで再び標高差300mほどの登りです。 IMG_3660 12%ほどの登りもあり、距離の割には結構ハードですが、皆様初日にも関わらず、順調に登られました IMG_3656 ミズリーナ湖ではトレチーメをバックに集合写真。風も心地が良かったです。 IMG_3663 湖畔の土産物屋で見つけたのが、ミズリーナの空気!何やら本格的な説明が書かれていました。でも実際にここに来ればタダで吸い放題!笑 IMG_3665 ミズリーナから一旦下った後は再びヒルクライム。トレクローチ峠まで登ります。 IMG_3667

峠手前の直線がきつかったです。 IMG_3674 登りに自信がない方はEバイクのレンタルもありますし、サポートカーの同行で安心です。 ↓コルチナのショップのマルコとサポートカー IMG_3654 峠まで登った後はランチタイム。シカ肉やキノコのパスタなどをお召し上がりいただきました。しっかり漕ぐにはエネルギー補給が大切です IMG_3676 レストランの場所もドロミテらしい岩山の麓で気持ちよかったです。 IMG_3677 (1)   明日の天気は雨マーク。天気と相談しながら安全第一で走って来ます。

 

神﨑 裕一

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ツールドフランス観戦6日目 エタップ20 タイムトライアル

7月22日(土) 気温30度 晴れ
今日はヨーロッパで最も古い港町、パリの次に大きい都市、マルセイユでのタイムトライアル
でした。街のスポーツのシンボル、オランジュ・ヴェロドーム(自転車競技場)がスタート。
コース22.5km、コースはオランジュ・ヴェロドームから海岸線を南へ、途中標高を上げながら街のシンボル、ノートルダム・デラ・ガルデ寺院を通過してマルセイユの旧港地区を折り返して再びオランジュ・ヴェロドームへ戻るコース。
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マルセイユの街並みと地中海岸線を見渡す景観は、唯一のステージです。

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IMG_3694かなりの観戦者の混雑と道路規制で、オランジュ・ヴェロドームに入るのも一苦労でした。
開始前の各選手がアップをし始めると参加者の興奮も高まります。11:30にキャラヴァンが巡回し、マルセイユがツール一色になり始めます。

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13:45タイムトライアルスタート、1分ごとに後半は2分ごとに選手が滑り出していきます。
往復コースなので約30分くらいで戻ってくる選手の走りを2度観戦できるのも魅力です。
集団で走るのとはまた違って1人の選手の走りに集中できるものタイムトライアルならでは。
ヴィラージュに入場した参加者は、新城選手(バーレン・メリダ)ともスタート前にじっくりとコミュニケーションできたそうです。
写真はさっそうとオランジュ・ヴェロドームに戻ってきた力走を見せてくれました!
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ステージ順位は1位まチェイボドナール(ボーラ・ハングローエー) 28分15秒、2位がミカル・クヴィアトコウスキー(チームスカイ)28分16秒と2人のポーランド勢がワンツー。
3位がマイヨジョーヌを維持することがクリストファー・フルーム(チームスカイ)28分21秒、
タイムトライアルも強いです。

しかし、これからTGVで明日のグランファイナル に合わせてパリへ移動。後半スタートの選手スタートを見れなかったのですが、力走するトップ選手のアップも観れたのでれよかったです。マルセイユから北へ途中アルプスステージ付近をかすめて、3時間20分パリリヨン駅へ
20時24分到着。参加者のみなさん大変お疲れ様でした。明日はいよいよ最終21エタップです。
フェローサイクル 水澤 史

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ツール・ド・フランス観戦 19ステージ  ポワンチュ峠

山岳ステージを終えたツール一行は本日19ステージ、プロヴァンス地方へと向かいます。私たちももちろんツールを追いかけてプロヴァンス地方へ。今日はレース後半の3級峠、ポワンチュ峠での観戦です。

峠近くのセニョンの村でトイレタイムを取ってから峠まで約8kmのサイクリングです。

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フランスの村々は本当に絵になるところがおおいです。↓は題名「自転車のある日常」です(笑

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少し上から見るとこんな感じ。高台に作られた街です。

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ここから観戦場所までのコース沿いにはラヴェンダー畑が広がり、ザ・プロヴァンスな風景の中、莢かな香りを感じながらのサイクリングを楽しめました。

 

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観戦場所のポワンチュ峠は標高499m。3級峠になります。

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選手の到着の3時間以上前でも多くの人が陣取っています。特に地元フランスの人たちは選手が来る前から応援の大騒ぎです。

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峠には山岳賞のスポンサー、カルフールの幕がかかります。

路面には新城選手を応援するメッセージも!

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そこへ選手が!ではなく、ツアーのお客様が試走中です。こんな感じで実際のコースを走れるのも自転車で行くメリットです。

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選手の到着の1時間半ほど前にはキャラバン隊が到着。Tシャツや帽子、キーホルダー、ジュースなどが配布されるので沿道は大盛り上がりです。

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そしてツールの一行の到着。峠とはいえ、選手たちには平坦と変わらないのでしょうか?

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ものすごいスピードで峠を駆け抜けていきます。そしてそんな中でもドリンクの受け渡しを見事にこなします。

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どのチームもエースを護りながら、大きなタイム差はなく通過して行きました。

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ツール観戦後はエクス・アン・プロヴァンスに向かう途中にワイナリーを訪問。

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最新設備のワイナリーを見学後はテイスティングを楽しみました。

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白、ロゼ、赤と説明を聞きながらの試飲。フランス国内では最近ボルドーなどよりもプロヴァンスなどの南フランス産のワインの消費が増えているそうです。

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明日はマルセイユでのタイムトライアル、その後、TGVにてパリへの移動となります。

 

神﨑 裕一

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ツール・ド・フランス観戦ツアー 18ステージ ブリアンソン&イゾアール峠

全21ステージのツール・ド・フランスも残るは4ステージ。最終日パリでの21ステージはパレードランとなるため、実質あと3日となります。

18ステージはブリアンソンから峠を克服しながら走り、最後は標高2360mのイゾアール峠までの山岳ステージです。本日はイゾアール峠での観戦予定でしたが、事前情報より早めに交通規制が入ったため、まずはスタートのブリアンソンでの観戦をしていただきました。

本日も新城選手、コンタドール選手を応援する旗を沿道に掲げるお客様。

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12:45、歓声に見送られながらブリアンソンの街を駆けるツールの一団。

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イゾアール峠までの179.5kmの戦いが始まります。

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ツールの選手たちを見送った後、私たちもイゾアール峠を目指してロードバイク、Eバイクにてスタートです。もちろんショートカットのルートですが、約20km、標高差1200mの登りです。

標高がそれほど高くない分、暑さが厳しく途中休憩を挟みながらの登りです。

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ロードバイクのご主人とEバイクの奥様、仲良しご夫妻に密着取材をさせていただきました(笑

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Eバイクであれば奥様も本格的に乗っているご主人と一緒に走れるんです。Eバイクのパワーはすごいです。

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他の皆様も快調に登っていたのですが、、、なんと峠まで8kmの地点で自転車も交通規制の対象に・・・選手たちの到着に間に合うか、帰りも歩くことなど考えた結果、皆様カフェでのテレビ観戦に切り替えられました。

しかし、今回は添乗員2名体制でのご案内なので、峠の様子をリポートすべく登って来ました。イタリア人3人組と一緒に歩くこと1時間半ほどで、イゾアール峠に到着。すでに多く観客が陣取っていました。

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選手たちの到着までは設置されたスクリーンと実況を聞きながら観客たちが一喜一憂していました。特にマイヨジョーヌ(総合首位)を争うフルーム、ウラン、アルの各選手のアタック、そしてアタックへの対応は見ごたえがありました。

この厳しい山岳ステージ、最初に峠を駆け上がってきたのは、チーム・サンウェブ所属のバルキル選手(フランス)。天を指さしながらゴールラインを駆け抜けました。

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その後 、バルデ(Ag2R所属・フランス)、マイヨ・ジョーヌを纏ったフルーム(チームスカイ所属・イギリス)が3位、4位でゴール。

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そのすぐ後にはウラン(キャノンデール所属・コロンビア)がゴール。総合首位を争う選手たちが安定した力を発揮し、総合順位に大きな変動はありませんでした。

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イタリアカラーのジャージをまとったアル選手。総合5位です。

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新城選手も無事にゴールをして、充実感をたたえた表情で下山していきました。

 

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※峠でありながら選手のスピードが速いのと、周囲に大勢の人が居るのでピントが合わない画像が多くすみません。それも含めて臨場感としてご覧ください!

神﨑 裕一

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ツール・ド・フランス観戦ツアー 17ステージ ガリヴィエ峠

ツールドフランス 観戦2日目
7月19日(木)天気 晴れのち曇り、一時雨 気温20度〜25度
18ETAPE La MURE〜SERRE-CHEVALIER 183km 上級山岳
観戦ポイント :ガリヴィエール峠(2642m)オートアルプス

グルノーブルを7時30分出発して、イゼール県から西のサヴォア県へ。

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アルプ・デイエズを横目に、エクラン国立公園内を氷河湖のシャンブルー湖やエクラン山塊の迫力ある氷河の絶景が広がるラ・グラーブ村で写真タイム。予想していたよりガリヴィエールへの道は、渋滞なくスムーズにLautaret(ロタレ峠)にアクセスできました。
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ツールに久々に登場する孤高の山岳ルート、ガリヴィエール峠を超えるとあって、朝からブリアソン方面から沢山のサイクリスト、ツールファンが峠にすでに押し寄せていました。
見上げればミュージュ氷河を頂く山塊には、モンブラン(4810m)に次いでフランスで高い山があり、猛々しい景観を見せてくれます。西側には、18エタップのスタートのブリアンソン方面へと長い美しい谷間が広がり、北側のツールが来るル・テレグラフ峠へと誘う壮大なフレンチアルプスの風景こそガリヴィア(2642m)ならではです。

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天候も曇り、小雨と肌寒かったので、ラウタレ峠からガリヴィエ峠への自転車でのヒルクライムは、峠クローズの時間ぎりぎりの12時15分スタート。約8kmの標高差約600mをゆっくりと絶景ルートを登りました。Eバイク、ロードバイクで皆さんに思い思いに走って山頂到着。
Eバイクの女性陣、さっそうとかなり速く登って行きました!

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ここでメカトラブル発生、メンバーのEバイクがパンク、寒いガリヴィエ峠で修理に寒さも感じなかったほど。ポンプとチューブが合わないとか記憶に残る峠滞在からスタート。男性陣ありがとうございました。

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ガリヴィエ峠を挟んでその斜面に流石ツールドフランスの人気山岳エタップだけあり、凄い人、自転車がびっしりです。15:00に峠をキャラバン隊が続々と登って来ます。峠観戦ならではの雰囲気も盛り上がってきました。

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隣のフランス人がラジオでキッテルが落車、先頭集団が33人、コンタドールが仕掛けた、しかしメカトラブルで自転車を交換した!とか実況中継してくれたりする興奮の中、16:47にポリスバイクを先頭に、黄色のヘルメットに白いジャージ、チームロットNLユンボのプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)が単独トップで峠を踏み上がってきました。

IMG_9238峠から見下ろしたり、オンコースぎりぎりに観戦したり大歓声のもと、クリストファー・フルーム(チームスカイ)、ロメン・バルデ(AG2R)、リゴベルトウラン(キャノンデール)そしてコンタドール(トレック・セガフレード)もガリヴィエ峠を駆け抜けて行きました。

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そして役目を終えたトップ集団のアシストたちがそれぞれ抜けてくのを拍手で健闘を讃えます。
いよいよ各チームカーとープロトン集団が峠を登ってきます。大歓声のもと峠に差し掛かると抜けるまで新城選手をしっかりと応援することができました。

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明日も難関山岳エタップにて順位を決定するシーンから目が離せません。

フェローサイクル 水澤 史

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ツール・ド・フランス観戦ツアー3日目 16ステージ 4級峠観戦

7月18日(火) 晴れ、気温30度
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LE PUY-EN-VELAY〜ROMANS SUR-ISERE 165km
今日は休養日明けのエタップ16レース観戦を楽しんで頂きました。

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滞在中ヴァランスを朝7時30分に出発して専用車で約2時間、Saint Bonnet-Le Froid(1139m)へ。自転車を準備してから約10kmの観戦ポイントの4級峠、Col du Rouvey(1250m)までサイクリング。スタートから65km付近なので半分区間より、やや前半地点、集団で来ることを予想しまがら観戦応援準備。いかに選手に見てもらえるよう 目立つように!

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峠の両方向からアプローチする車、自転車、徒歩と昼前には観戦 ムードも高まってきました。ツールらしいキャンピングカーが高山植物が咲き乱れる高原にびっしりとひしめき合い、
ファミリーやグループで観戦を楽しむ風景は、ツールをより楽しくしてくれます。

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予定どおり、13:15過ぎからキャラバンカーがRouvey峠を次々と通過していきました。参加者の皆さん例年よりキャラバンカーの台数、プレゼントがかなり少ないとの印象。ツール観戦ツアー常連のIさんは、それでも袋一杯にゲットされていました!

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15:15分 いよいよヘリコプターが真上に来るとポリスバイクが先導しながら、各チーム選手達がグルペットで一斉に通過していきました。この地点ではまだ2つの大きな集団、皆さんが応援されているバーレンメリダの新城選手の応援を筆頭に、チーム・スカイのクリストファー・フルーム選手、トレックセガフレード・ザネッティのアルベルト・コンタドール選手、キャノンデールのリゴベルト・ウラン選手、 チーム・モヴィスターのナイロ・キンタナ選手など応援。
私たちの周囲は、フランス人ばかり、バルデ選手への大声援で盛り上がってました。

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↓カメラに向かって、ではなく、チームスタッフにドリンク受け取り合図を出すウラン選手

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↓赤いヘルメットの奥に上半身が見えているのが新城選手IMG_9144 IMG_9160
今日のコースは比較的、平坦コースレイアウト、昨日皆さんでオンコースを70km まで

113km付近のTain-Hermitageまででインスペクションしたので皆さん、コースが頭に入っています。ずっと継続する下りや 旧街中でのルート、後半の約30kmのスプリントなどででレースがどう動くのか、動かずこのままなのか予想しながら。あっという間の4級峠観戦が終了。終了後は、Saint-Bonnet-Le Froid(1139m)まで10kmの爽快サイクリング歩く人々、渋滞の車を横目に約30分弱の下りをエンジョイ!
こうして無事に16エタップ観戦が終了しました。お疲れ様でした。専用車でグルノーブルへ移動中です。明日からは上級山岳コースが2日間続きます。

フェローサイクル
水澤 史

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ツール・ド・フランス観戦ツアー2日目 チームバス訪問とコースインスペクション

15ステージまで終えたツールは本日、休息日。

チームバス訪問と明日の観戦場所の確認に行ってきました。まずは15ステージのゴールと16ステージのスタートとなるレ・ピュイ・アン・ヴレイへ。巡礼の道のルートとなっている美しい街です。火山運動が形成した岩山の上にはマリア像と礼拝堂が立ち、街を見下ろしています。

 

 

 

そんな素敵な町での最初のお目当てはバーレーン・メリダのチームバス。新城幸也選手所属のチームです。

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しかしあいにく選手たちは不在。しかしながらチームの監督、フィリップさんとみなさんで記念写真。以前から交流があるお客様もいらっしゃり、快く写真を撮らせてくれました。

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続いては現在総合首位、マイヨジョーヌの黄色いジャージを纏うクリストファー・フルームが在籍するチームスカイのバスへ。しかし、こちらも選手は不在。。。

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選手が戻る時間まで、旧市街を散策しながら時間調整。

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こんなマネキンもツールのTシャツを着用。

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どこのショーウィンドウもツールを盛り上げています。

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そして、お昼を終えたころの時間帯に再び選手を訪問。まずはバーレーンメリダ。

居ました、新城幸也選手です。お客様が持参の応援の旗などのサインをもらい、

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皆様で記念写真。明日の応援で待ち構える場所もお伝えしてきました。

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続いてはチームスカイ。エースのフルーム選手とは行きませんでしたが、ベテランのキリエンカ選手のサインをもらうことに成功しました。

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さらには少し離れた街に宿泊のトレック・セガフレッドのホテルへ。

厳重な警備で諦めかけたころに、ふらっと出てきたのがなんとアルベルト・コンタドール。ジロ、ツール、ブエルタエスパーニャとグランツールの全てで優勝経験のある選手です。とても紳士的な対応で皆様にサインをしてくれました。

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ということで選手たちとの交流を楽しんだ後は明日の観戦に向けてのコース確認を兼ねてサイクリングへと行ってきました。

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明日の観戦予定場所4級峠まで約7kmの登り。ですが、Eバイク(電動バイク)ならラクラク登れます。エコモードであれば100km以上の距離を走ることができるので、ロングライドにも安心です。

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高原の気持ちの良い風や

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すでに明日の観戦に備えてキャンプをしながら待つ人々の声援を受けながら走って来ました。

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ルヴェイ峠にてゴール!のはずが、皆様快調にさらにしばらくダウンヒルまでお楽しみいただきました。

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充実した休息日を経て明日からいよいよ観戦です!

 

神﨑 裕一

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ツール・ド・フランス観戦ツアー 初日 リヨン観光

フェローサイクル初のツールドフランス観戦ツアーがいよいよスタートしました。ジロデイタリアに続くグランツール観戦ツアーです。

今年は16ステージから最終パリの21ステージまでを観戦するツアー内容となります。当社の特長としては観戦を最優先させながらも合間にサイクリングまたは、観戦地までのサイクリングをお楽しみいただけます。Eバイクのレンタルもあるので、体力に自信がない方でも安心してサイクリングを楽しめます。

ツアー初日はパリ経由でリヨンに到着。その後、フランス第2の都市リヨンの観光をお楽しみいただきました。

まずは日本にもレストランを展開するポール・ボキューズの名を関した中央市場へ。

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市場とはいえ、高品質な食材を扱うデパ地下のようなイメージです。美しいスイーツから

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生ハムやサラミ、

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豊富な種類のチーズなど見ているだけでも楽しい食材が並びます。

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その後、スイスから流れてきたローヌ川を渡り、旧市街へ

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立派な大聖堂など美しい街並みの中を地元のガイドさんの説明を聞きながら散策です。

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なんでもない街角も絵になります。

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散策途中にリヨンの名所のひとつトラブールへ。トラブールとは抜け道のこと。いくつもの建物を通り抜けて裏側の道へと抜けられる通り道。外から見るととてもそんな風には見えません。時折中庭が立派な建物もあり、外観からはわからない面白さがあります。

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通路はこんな感じ。実際に生活をしている人が居るのに通り抜けOKです。

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その後は街を見下ろす高台に残るローマ劇場跡へ。

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この遺跡は現在コンサートなどのイベントにも使用されています。歴史ある遺跡にもかかわらず、気軽に壁の上でくつろいだり、地元の人の憩いの場になっているのが印象的です。

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そして振り返るとリヨンの街並みを見下ろす眺望も楽しめます。

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そして今回のツアー最初のランチはこの高台のレストランにて。

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木陰の気持ちよいテラスで優雅なランチを楽しみました。実際の観戦が始まると忙しくなるので、到着日くらいはのんびりと。

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レストラン脇からもこの素晴らしい眺め!

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リヨンの街をバックに、案内板も入れて集合写真。

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半日観光を楽しんだ後は専用車で宿泊地のヴァランスへ。ヴァカンスシーズンがはじまったばかりの週末で渋滞に巻き込まれましたが、無事にヴァランス到着。

その後、明日からの行程に備えてレンタルバイクの調整に行きました。峠観戦などで利用する予定です。

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初日はまだ観光がメインですが、明日からツールの雰囲気をお伝えします。

お楽しみに!

 

神﨑 裕一

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