ドロミテサイクル4日目 オーストリアのリエンツへ

本日も快晴なり!

今日は、オーストリアのリエンツまで国境越えのサイクリングです。

ドロミテの岩山に映える朝日

ドロミテの岩山に映える朝日

 

昨日も一昨日も登ったチマバンケ峠までは、サポートカーに乗って行きます。

サポートカーに自転車を積み込んで、

サポートカーに自転車を積み込んで、

 

チマバンケ(1529m)からサイクリングスタート。交通量の多い幹線道路をカルボニン(1432m)まで緊張しながら下り、昨日登ったミズリーナ湖への道を横目に、ランドロ湖、ドビアッコ湖の脇を通り抜け、まっすぐオーストリアの玄関口ドビアッコ(1256m)までさらに北上します。

さあ、ここからスタート

さあ、ここからスタート

ドビアッコ駅

ドビアッコ駅

ドビアッコ駅前から、今日は国境を超えるぞ!

ドビアッコ駅前から、今日は国境を超えるぞ!

 

ドビアッコからは緩やかに下っていく自転車専用道をるんるんサイクリングです。車が通らないのでここからは安心です。

ほのかに下っていく自転車専用道は快適で〜す

ほのかに下っていく自転車専用道は快適で〜す

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途中、オーストリアへの国境を越えますが、自転車専用道路にはなんの表示もありません。GPSで調べてみると、とても小さな川に小さな橋が架かっていて、どうやらここが国境のようです。自転車で国境を越えるなんて日本では味わえない体験ですね。

この小さな橋がイタリアとオーストリアの国境?やはりまたがなきゃ。

この小さな橋がイタリアとオーストリアの国境?やはりまたがなきゃ。

 

車道の国境の看板

車道の国境の看板

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まだまだ行きます

まだまだ行きます

 

さらに進んでいくと、リエンツの町に到着です。今日はここがゴール!お待ちかねのオーストリア名物料理のランチを頂きましょう。

オーストリア、リエンツに着きました!

オーストリア、リエンツに着きました!

 

オーストリアの香りを感じます。

オーストリアの香りを感じます。

 

ランチは、オーストリア名物・・・ビール?

ランチは、オーストリア名物・・・ビール?

いえいえ。シュニッツェルでしょう。

いえいえ。シュニッツェルでしょう。

 

帰りは、自転車を列車に積み込んで戻ります。普通の乗車券と自転車用チケットも購入しないといけません。自転車を輪行バッグに入れなくても列車に乗せられるなんて楽で便利ですよね。さすがヨーロッパ!

帰りは、自転車を列車に乗せて

帰りは、自転車を列車に乗せて
人は客車に。

人は客車に。

 

P1120085P1120094今日も楽しい1日でした。

本日の走行距離:67km

獲得標高:130m

レポート:杉山なをみ

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ドロミテサイクル3日目 クリスタッロをぐるり1周コース

サイクリング2日目の今日は、昨日のマウンテンバイクから乗り換え、お待ちかねのロードバイクでスタートです。朝焼けの時間帯には、雲が垂れ込めていたのにもかかわらず、出発時には快晴となり、ご機嫌な漕ぎ出しとなりました。

昨日のMTBコースとほぼ並走している道路は、幹線道路なのでそれなりの交通量があり、少し緊張しながらチマバンケ(1529m)まで上がっていきます。

雲間から覗く朝焼けも素敵

雲間から覗く朝焼けも素敵

まずは、緩やかにスタート

まずは、緩やかにスタート

パッソチマバンケまで上がる途中の、自然公園の入り口ではいポーズ

自然公園の入り口ではいポーズ

まだまだ登れるぞ〜

まだまだ登れるぞ〜

このエリアで一番美味しいと言われている山からのお水

このエリアで一番美味しいと言われている山からのお水で喉を潤しながら

 

チマバンケから、カルボニン(1432m)までは気持ちの良い下りを楽しみます。少し緊張気味なのと、ロードバイクでの長い下りに慣れていないのとで、ブレーキを握る手がガチガチになってしまった方もいらっしゃいましたが、100m程を下り幹線道路から離れて右折。さあ!ここからはミズリーナ湖(1754m)まで標高差約300mの登りです。

やったー!ミズリーナ湖に到着だ〜

やったー!ミズリーナ湖に到着だ〜

 

ミズリーナ湖からのトレチーメのお山。2峰しか見えません。

ミズリーナ湖からのトレチーメ。2峰しか見えません。

あれれ〜?

あれれ〜?

 

ミズリーナ湖からは、標高差100mほどを下り、そこからまたトレクローチ峠(1809m)まで登り返します。今日の登りを全部こなしたここで、お楽しみのランチタイム。その後は、絶景に感動しながらコルチナ(1224m)まで下って今日は終了。お疲れ様でした・・・とはなりません!元気いっぱい、好奇心旺盛な皆様はホテルに戻ってすぐに、ホテルから見えているトファーナのロープウェイに乗りにお出かけです。晴れ渡っているので標高3244mのトファーナ・ディ・メッゾからの眺めは素晴らしかったですね。今日のクリスタッロ1周コースも上からバッチリと確認することができました。

たくさん登った後のランチのお味は?

たくさん登った後のランチのお味は?

コルチナの村ってこんな地形の中にあるんです。

コルチナの村ってこんな地形の中にあるんです。

お山の上でも、お決まりの「カンパ〜イ」

お山の上でも、お決まりの「カンパ〜イ」

今日のクリスタッロぐるり周回サイクルコースを上から眺め、あ〜よく走ったなぁ。

今日のクリスタッロぐるり1周サイクルコースを上から眺め、あ〜よく走ったなぁ。

 

本日の皆様の走り

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本日の走行距離:39km

獲得標高:920m

 

レポート:杉山なをみ

 

 

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ドロミテサイクル

6月17日、2017年ドロミテサイクルのスタートです!

今回のツアーは、ゆっくりウィーク。のんびり走りたい方、初心者の方でも大丈夫・・・

ここはドロミテ、山の中。滞在地のコルチナダンペッツォの周りは峠ばかりです。

それでも、ゆっくりのんびり登っていけばいつかは峠にたどり着くのです。

そして、サポートカーも伴走してくれていますので、疲れてしまったり、登りでも下りでも苦手な箇所ではサポートカーに飛び乗って楽々進むことができます。

自転車初日の今日は、マウンテンバイク体験デー。ロードバイクに乗り慣れていらっしゃる方も少し勝手が違って、普段あまりしない体験をしていただきました。

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今日の相棒

 

マウンテンバイクのコースは、以前鉄道が走っていたところで、廃線になってからハイキング、サイクリングロードとして生まれ変わりました。

高低差はさほどでもなく、所々で見え隠れするドロミテの岩山を眺めながら森林の中の未舗装道路を気持ちの良いサイクリング。

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線路が敷かれていた所だけに、鉄橋があったり、駅舎の名残があったり、トンネルがあったりと、ノスタルジックな雰囲気も味わえちゃいます。

ここにかつて線路があったと想像できますか?

ここにかつて線路があったとなんとなく想像できますか?

 

かつての列車のトンネル

かつての列車のトンネル

 

現在のサイクリングコースのトンネル

現在のサイクリングコースのトンネル

スタートしてから、チマバンケ峠(1529m)まで標高差約300mを周りの景色を楽しみながらの登りです。

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チーマバンケ峠頑張って登った峠でのご褒美アイスクリームは格別でしょう。

チーマバンケ峠頑張って登った峠でのご褒美アイスクリームは格別でしょう。

チマバンケからは、なだらかな気持ちのよい下りを行きます。

途中、クリスタッロをバックにパシャリ。

途中、クリスタッロをバックにパシャリ。

 

3峰がちゃんと並んで見える、トレチーメをパシャリ。

3峰がちゃんと並んで見える、トレチーメをパシャリ。

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お花畑を気持ち良く〜

お花畑を気持ち良く〜

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仔牛さんものんびりお散歩

仔牛さんものんびりお散歩

 

なだらかに下って行くと、ランドロ湖に着きます。そこから、クリスタッロ山の雄姿を眺め、さらに進んで、今日の最終地点、美しいドビアッコ湖に到着。ここでランチタイムです。イタリアでの初ランチは、山の中なのにとっても美味しい豪華なシーフード。

どうですか!皆様の笑顔ったら。

どうですか!皆様の笑顔ったら。

 

エメラルドグリーンの湖と、青空と、湖面に映る逆さのお山はまるで絵に描いたような景色です。

エメラルドグリーンの湖と、青空と、湖面に映る逆さのお山はまるで絵に描いたような景色です。

ランチの後は、来た道をコルチナまで戻ります。

ランチ前に気持ちよ~く下ってきた坂が、今度はランチ後のお腹を襲ってきます。それでも、頑張って無事にホテル到着。

たくさん走った後は、もちろんカンパ〜イで締めくくります。

たくさん走った後は、もちろんカンパ〜イで締めくくります。

本日の走行距離:54km

獲得標高:740m

レポート:杉山なをみ

 

 

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2017ジロ観戦ツアー 最終21ステージ ミラノ

いいよ最終ステージを迎えたジロデイタリア2017。100回目の記念大会のフィニッシュはミラノのドゥオーモ広場となりました。1分差の中に4選手がひしめく大混戦。最後の最後まで勝負の行方はわかりません。

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マリアローザを着用したキンタナがこのラストの直線を駆け抜けたとき、今年の優勝者が決します。

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皆様それぞれ観戦場所を求めてまずはコースインスペクション。私はゴールまで300mほどの最終のコーナーに陣取りました。選手の到着は14:15~17:30くらいの目安ですが11時位には多くの観客がコース脇に陣取っていました。炎天下の中、見る方も大変です(笑

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選手たちもコースの下見へ。コーナーを中心に試走していました。

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13時45分頃から総合順位が下位の選手からスタート。上位の選手がミラノの中心部へと到着したのは17時過ぎ。

トップ4選手の中最初に現れたのはデュムラン(サンウェブ)です。得意のTTで残りの3選手にプレッシャーをかけます。

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続いてトリコロールのジャージのピノ選手が現れました。この時点でデュムランが逆転し、ピノの優勝はなくなります。

 

 

 

 

 

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そして今日1番の歓声の中ニバリが到着。昨年に続いての逆転はならず、3位でのフィニッシュとなりました。

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最後162番目に現れたのがマリアローザを着用したコロンビアの英雄、キンタナ。

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コロンビア国旗が揺れる中、ドゥオーモへのラストスパートです。しかしドュムランに逆転を許し、2位でのフィニッシュとなりました。

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最終的な順位は以下の通りです。

トム・デュムラン(オランダ・チームサンウェブ)90時間34分54秒

ナイロ・キンタナ(コロンビア・モビスター)+31秒

ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア・バーレーン メリダ)+40秒

3週間に及ぶ日程の中、最後の最後まで目が離せない素晴らしいレースを見せてくれました。

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そして表彰式にて選手が開けたスプマンテのボトルを運よく受け取ったお客様が!100回記念ということもあり、良い記念ですね。

 

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というわけで、今年のジロデイタリア観戦ツアーは連日晴天に恵まれ、観戦、そしてサイクリングをお楽しみいただけました。

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改めて現場で観戦する素晴らしさを感じました。もしかすると映像の方が見やすいこともあるかもしれませんが、レースの到着を待つ時間、現地の盛り上がりを見せる空気など、その場にいるからこそ感じられるものです。

もともと興味のある方も、興味が湧いてきたかたも是非1度現地に足を運んでみてください。

 

神﨑 裕一

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2017ジロ観戦ツアー フリウリでのサイクリング

20ステージのスタートを見送った後、まずはポルデノーネの街のピッツェリアにてランチタイム。

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このマルゲリータで5.5ユーロ、700円弱です。イタリアは安くて美味しい食があり、旅がより楽しいものになります。

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その後、車にてスロヴェニア国境まで約10kmというチヴィダーレへと移動。ここからサイクリングをしてきました。

30kmほどの距離をのんびりと乗って来ましたが、ヨーロッパは電動自転車が充実しているので、体力的に自信がない方でも安心です。

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もちろんロードバイク、MTBもあります。

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まずはスタート前に記念写真。地元ガイドの先導で走ります。

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まずはチヴィダーレの街を抜けていきます。

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幹線道路を避けて、のんびり走れるルートで快適サイクリング。

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今回はアップダウンの少ないルートを選びましたが、フリウリでは過去のジロの舞台となったゾンコランのような本格的なヒルクライムも楽しめます。

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のどかな丘陵地帯とブドウ畑、さくらんぼの木など、気持ちよく漕ぐことができます。後ろからはサポートカーも来てくれて安心です。

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途中には水場もあり、美味しい水を補給できました。

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魚の姿が見える清流も流れています。

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可愛らしい村が点在。

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番地の標識も味がありますね。

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ブドウ畑の間を走るお二人。画になりますね~

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ブドウ畑を見下ろすワイナリーにて休憩。

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こんなところに宿泊してブドウ畑を見ながらワイングラスを傾けるのも良さそうです。

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最後は「悪魔の橋」を渡りチヴィダーレの街へ。

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ドロミテの山岳エリアもいいですが、こんなイタリアの長閑な風景を走るサイクリングもお薦めです。

 

神﨑 裕一

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2017ジロ観戦ツアー 20ステージ ポルデノーネ ヴィラッジョ入場

本日は、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州はポルデノーネにやってきました。イタリアの北東の端に位置し、オーストリア、スロヴェニアと国境を接する州です。

街の噴水がピンクに染まり、歓迎ムードです。

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レーススタートの2時間ほど前ですがスタートエリアは多くの人で賑わっています。

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こちらはガムを配るお姉さん。やたらたくさんくれます(笑

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今日は地元の方の協力を得て、通常は入れないヴィラッジョエリアへ入ります。そしてその前には選手がスタート前にサインを行うステージにも上らせてもらい、記念写真。中央の白いシャツの男性がエンツォ・カイネロ氏。19ステージ、20ステージの責任者です。

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ステージから見る風景はこんな感じ。気分はジロの選手です。

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その後、ヴィラッジョに移動すると、ガゼッタ(スポーツ新聞)の配布があったり、

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ジロのスプマンテやエスプレッソを飲めたり、のんびりと日陰でスタートを待つことができます。

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こちらがジロオリジナルラベルのスプマンテです。

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こちらはマリアローザカラーの女性。

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そうこうしているうちに、ジロのトロフィーが運ばれてきました。

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上空では飛行機がイタリア国旗を彩ります。

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その後、続々と選手がサインボードに向かいます。ひときわ大きな歓声で迎えられのは、やはり地元イタリアのニバリ選手。

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ふと振り返るとヴィラッジョエリアにも選手たちが!結構直前までエスプレッソを飲んだり、新聞を読んだり和やかな雰囲気です。

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記念撮影やサインいも応じてくれました。中には勝手に選手の自転車を持ったりする人も居ました。(当社のお客様ではありませんよ)イタリアらしいおおらかな雰囲気です。

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最後にサインボードに現れたのが、マリアローザを纏った”エル・コンドル”キンタナ選手。ジロの優勝経験もあるコロンビアの英雄です。

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キンタナがスタートラインに並ぶと、いよいよ20ステージがスタート。1分以内の僅差で4選手が争う接戦の展開。最終21ステージは個人TT(タイムトライアル)となります。昨日までマリアローザを纏っていたドュムラン選手が個人TTを得意とするため、キンタナ、ニバリ、ピノの各選手は出来るだけ、今日差を広げたいところです。

 

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本日の20ステージの結果、上位陣に大きな動きはなく、明日最終21ステージの個人TTでの決着となります。ミラノのドゥオーモ広場を全選手が駆け抜けるまで結果が分からない見ている方はとてもワクワクする展開です。

 

神﨑 裕一

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2017ジロ観戦ツアー 19ステージ サンカンディドのスタート

今年のジロも終盤19ステージを迎えました。今日も気持ちの良い青空が広がりました。選手たちにとっても観戦する私たちにとってもありがたいです。

今日はサンカンディドでのスタートを観戦してきました。この町はドロミテエリアの北東の端。10kmほど東に走ればオーストリアという場所になります。

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まずは10時半頃、キャラバンカーがレースに先駆けて街をスタートします。

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町はずれにはチームバスが集結。全てのバスが集まると壮観です

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ニバリ選手擁するバーレーン・メリダのチームバスです。

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アスタナのバスのフロントにはジロ直前、トレーニング中の事故で亡くなったスカルポーニ選手の写真が飾られていました。

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スタート地点では各選手がステージに上がりスタート前にボードにサインをします。

↓観客が多く、ピントが合わずすみません。

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大きな歓声と共にサインボードに向かう地元イタリアのニバリ選手。

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そして、いよいよ19ステージのスタートです。スタートラインからの道は多くの観客が沿道を埋め尽くしています。

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マリアローザを纏ったデュムランもゴールのピアンカバッロ目指してサンカンディドの街を漕ぎ出しました。

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その後、続々と選手たちが続き、あっという間に164名の一団がサンカンディドの街を後にしました。

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約5時間後、1級峠を越えてピアンカバロのゴール地点に最初に辿り着いたのはチーム・スカイ所属のランダ選手。ランダにとっては2015年以来のステージ優勝です。トップから8-9分ほど遅れて総合上位の選手たちもゴールしましたが、19ステージを終えてマリアローザの座が交代となりました。

キンタナ(モビスター)がマリアローザに、本日までマリアローザを身に着けていたデュムランが38秒差、ニバリが43秒差、ピノが53秒差と1分以内に4選手がひしめく混戦となりました。残り2ステージでこの僅差は楽しみです。

キンタナは20ステージでのニバリのアタックを予想し、また最終21ステージが個人タイムトライアルであることから、タイムトライアルを得意とするデュムランとの差を明日出来るだけ広げたいとのコメントを残しました。

サンカンディドでジロを見送ったのち、明日の観戦に向けて私たちも移動を開始。途中、ミズリーナ湖やコルチナの街など風光明媚なドライブを経て、オーストリア、スロヴェニアと国境を接するフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州へと向かいました。

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明日は20ステージのスタートをポルドノーネにて観戦をして、午後はサイクリングを楽しみます。

神﨑 裕一

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2017ジロ観戦ツアー 18ステージ ポルドイ峠

皆様こんにちは、ジロを待つポルドイ峠は朝から青空が広がりました。ジロの一団がこの1級峠を通過するのは14時前後予定。ということで午前中は展望台観光に行ってきました。

まずはセラ山をバックにファウスト・コッピの銅像を撮影。

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ロープウェイで3000m近いサス・ポルドイまで登ります。

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上からはポルドイ峠周辺の道、つまり本日ジロが通るルートが見下ろせます。こちらはアラッバへの下りの道です。

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そしてもちろん周辺の山々の眺望も抜群。

サッソルンゴをバックに撮影。十字架の左側は断崖絶壁です!

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峠に戻ると多くのサイクリストたちがジロが来る前にサイクリングを楽しんだり、場所取りをして賑わっています。

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私たちも好みの観戦場所に陣取ります。

ピカチューさんは道路にメッセージを書いています。この後、ペンキで応援する選手の名前を書く人も現れました。

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ファッサ谷からスタートしたジロの一行、逃げの3選手がまずはポルドイ峠へ現れました。画像の下の方に見える緑の谷がファッサ谷。ポルドイ峠周辺から肉眼でもジロの一団が通るのが見えました。これだけ遠くに見えますが、あの下の村から30分少々でここまで登ってくるスピードには改めて驚きです。

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そしてマリアローザを含むプロトンも峠を駆け上って来ます。

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一団の中には総合2位のキンタナ選手(画像の左から3人目)や

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ニバリ選手(画像の左から2人目)の姿も見えました。

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そして集団の中ほどには今日もマリアローザをまとったデュムラン選手が。あっという間に1級峠を克服した一行はアラッバへ下り、次の峠へと向かっていきました。

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今日はジロを見送った後、コルバラへのサイクリングに挑戦です。

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まずはジロのルートと同じくアラッバの街まで長い10kmほどのダウンヒルへ。その後、カンポロンゴ峠へと登り返しです。

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皆さま無事にカンポロンゴ峠に到着!

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その後はコルバラへと下り約20kmほどのサイクリングをお楽しみ頂きました。

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本日、18ステージの結果、総合トップの選手たちは牽制し合い、タイム差に変動はなし。明日移行もレースの行方から目が離せません。明日はサンカンディドにてスタートの様子を観戦してきます。

 

神﨑 裕一

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2017ジロ観戦ツアー 17ステージ パッソ・トナーレ

本日は17ステージを観戦にパッソ・トナーレへ移動。今日はティラノからカナツェイまで219kmに及ぶ長い山岳ステージです。ジロに先駆けてアプリカの峠を通過。

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そして次の峠が本日の観戦場所、パッソ・トナーレです。ここも当社のスキーツアーではマドンナ・ディ・カンピリオからのスキー遠足で訪れる場所です。

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この峠には第1次世界大戦の慰霊モニュメントがあります。

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ジロの到着前、峠の様子はこんな感じ。昨日のステルヴィオに比べるとのんびりとした雰囲気です。

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今日もそれぞれ好みの観戦場所を探して移動開始。

本日のベストショット。ピンクで合わせたコーディネートが素敵です!

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本日はキャラバン隊も峠を上って来ましたが、あっという間に通過で何ももらえず・・・

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数名のお客様と共に大きなコーナーの地点で観戦。日の丸やお気に入りのチームのフラッグを設置して準備。

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関係車両から配布されたスカルポーニのポスター。でもピカチューに目が行きますね(笑

現地の方からも人気でした。

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そうこうしているうちに、まずは逃げの3選手が通過。しばらくして追いかける集団が現れました。

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が、ここにも総合トップをあらそう選手は見当たりません。

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さらに数分後、マリアローザを含むメイン集団が峠を上って来ます。

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チームのサポートメンバーに守られながら進むマリアローザを纏ったデュムラン。今朝のガゼッタ(新聞)には昨日のレース中、緊急トイレに向かう様子を掲載されていましたが、そんなところまで撮られるとは、マリアローザも大変です。

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その背後からはキンタナを含むモビスターの選手たち。

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レース前半の峠だったこともあり、逃げの3名、追いかけるグループとメイン集団の3つの集団に固まっての通過となりました。

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本日は結局ピエール・ローランが2位に24秒差をつけて逃げに成功。総合トップの選手たちは互いにけん制してか、本日はタイム差にも変動なく、カナツェイまでの長い1日を終えました。

私たちはトナーレでの観戦後、しばらくはジロを追うように東へ走ったあと、ボルツァーノ、オルティセイ、セラ峠などを経てポルドイ峠へ到着。今日から2泊ポルドイに泊まります。

明日はこの1級峠でジロ一行が駆けあがってくるのを待ちます。

 

↓ホテルの前菜。

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神﨑 裕一

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2017ジロ観戦ツアー 16ステージ ステルヴィオ峠

今年も始まりましたジロ・デ・イタリア観戦ツアー。今年は16ステージから最終21ステージまでの様子をお届けします。

昨晩ミラノから到着したのはフェローのスキーでもお馴染みのボルミオ。16ステージは今年のチマ・コッピ(最高標高地点)となるステルヴィオ峠を含む3つの峠を克服するハードなステージです。

ボルミオの街にもこんな横断幕がありました

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今年の16ステージはトレーニング中の不慮の事故により亡くなったアスタナ所属のスカルポーニ選手に捧げられます。昨年のジロでも総合優勝したニバリ選手のアシスト役として活躍した人気選手でした。

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冬はスキーで賑わうボルミオらしくピンクのスキーで今日の標高差を現すオブジェも登場

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宿泊ホテルもピンクで飾られます。ジロ主催の「ラ・ガゼッタ・デロ・スポルト」の新聞紙面がピンクのため、ジロではピンクがイメージカラーです。

今回ご参加の女性のお客様もピンクのネイルにした方が複数いらっしゃいます。

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今日はレース観戦前後にサイクリングを楽しむため、ご自身の自転車を持参された2名様を除き自転車をレンタル。

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観戦場所のステルヴィオへの道が昨晩のうちに道路規制が入ったため、シャトルバスにて峠へ。しかし到着翌日にも関わらず標高差1500mを自転車で登ったタフなお客様が3名もいらっしゃいました。

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周囲には残雪の残る峠道をひたすら登る観戦者のサイクリスト。のんびりバスに揺られているのが悪いような気がしてきます(笑

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ステルヴィオ峠はジロの一行の到着まで4時間ほどあるのにサイクリストで大混雑。少し離れた場所からステルヴィオからスイス側に下る道をバックに写真を1枚。

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峠の看板も撮影。

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ジロ一行が車で自転車をこぎながら、それぞれ観戦場所を下見。ちょっと移動するとスイスとの国境であり、本日最後となるウンブライユ峠に到着です。

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そうこうしているうちに、峠の下からヘリの音が聞こえ始め、先頭集団が長い峠を駆け上がって来ました。登りとは思えないスピードで至近距離を通過していきます。

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15ステージ終了時点で2位に2分半以上の差をつけているマリアローザ(総合トップ)のデュムラン(チーム・サンウェブ)もトップ集団から少し遅れて現れました。

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ステルヴィオを越えて、しばしスイスを走ったジロの一行は本日3つ目のウンブライユ峠を越えて再びイタリアへ。

キンタナ(モヴィスター)、ニバリ(バーレーン・メリダ)といったマリアローザを争う選手が快調にボルミオへの長いダウンヒルへと向かいます。

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ボルミオのゴールを最初に駆け抜けたのはニバリとランダ(スカイ)。そしてキンタナが続きました。デュムランはマリアローザの座を守ったものの、最後の峠の前にトイレに行くアクシテントにも見舞われ2位のキンタナとの差が31秒差、3位のニバリとの差が1分12秒差に縮まり、俄然面白い展開になりました。

昨年のジロもそうでしたが、後半の厳しい山岳ステージでは何が起こるか分かりません。まだまだドロミテなどの山岳ステージが続きます。

 

レース後は多くのサイクリストに混ざってボルミオの街まで長いダウンヒルを楽しみました。

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明日はパッソ・トナーレで17ステージを観戦してきます。

 

神﨑 裕一

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